2014年6月3日火曜日

関谷晧元著『虚業教団』を読んで②


(次回から続く)
ワンマンの恐怖政治

『虚業教団』に書かれているOR氏の人材登用に対する批評は、関谷氏自身が成功した経営者だけあって、とても鋭いと思います。

 

しかし中小企業の社長によくあるタイプだが、大川は徹底したワンマンだった。
 人材登用の仕方がすこぶるうまい。同時に切り捨てるときは容赦なく、どんな古参の幹部でも遠慮なく左遷し、同じ人間は決して長くまわりに置かなかった。この″恐怖政治″は、幹部や職員のあいだに大川のイエスマンでなければならないという空気をつくっていった。」

 

 これはその通りです。OR氏は、過去世が偉大な人物だと認定した弟子であっても、自分への批判をするやいなや容赦なく切り捨てました。またものすごいスピードの人事異動は「イノベーション」という言葉で正当化され、OR氏の意に反するものや成果の上がらないものは、どんどん左遷されます。その代わりOR氏に忠実になり、成果を上げると、再び抜擢されます。中には異動が発令して一週間以内での変更はざらで、1日で辞令が変わることも見てきました。懲罰人事はざらでした。どんな実績がある幹部でも例外がありません。そのために職員は全員イエス・マンにならざるを得ません。ただし教団内部では、それをイエス・マンとは決して呼びません。信仰心が篤いというのです。

 

「人材登用もさることながら、切り捨てや左遷、格下げのほうに、主宰先生はいっそう鮮やかな手並みを見せた。」

 

これはその通りで、OR氏のドライな人事はワンマンであり、極めて信長的です。

 

表舞台に立たないOR

しかし、そうしたドライな人事や、新しい方針を実行に移すときには、必ず誰かを立ててその人間がOR氏の意を受けて行います。OR氏本人は決して矢面には立ちません。


「何かの方針を実行に移す場合、大川自身は決して表舞台に立たないことはすでに述べた。
必ず幹部の一人を通して指示を出す。もし失敗しても幹部の責任となり、大川はむしろ同情される立場になる。」
 

私の還俗の際も、OR氏は直接私に話をすることは一度もありませんでした。人事局の部長を通じたり総合本部長を通じて指示を出しました。つまり間に立つ人が憎まれ役になり、ORに直接恨みが来ないようにしているのです。

その点、きょう子元夫人も恨みを買う役回りをさせれられていたので、彼女さえいなくなれば教団がよくなると信じた職員や信者は数多いと思います。しかし、時間が経つにつれて、そうではなかったことに誰もが気付くのです。
(次回に続く)
 

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