2013年11月21日木曜日

『舎利弗の真実に迫る』名誉棄損裁判の報告②


3.判決の趣旨

 
論点2 霊言は大川隆法の意見である

 判決は言います。「守護霊の霊言が真実であるとは一般人には受け入れられていないことは被告らが認めるところである。」

被告ら」というのは、著者の大川隆法氏と幸福の科学出版株式会社の両者です。つまり、大川隆法氏は、自らが「守護霊の霊言が真実であるとは一般人には受け入れられていないこと」を「認めている」のです

 では、霊言書がどのように一般人には認識されるのかというと、「本件霊言方式による舎利弗ないし原告(種村修)の守護霊の発言」は、「被告大川の意見を記載した記述であると理解することができるというのです。

 要するに「霊言は舎利弗が話したことでも、種村守護霊が話したことでもなく、大川隆法氏の意見である」と一般人は見なすと裁判所が認定したのです。もちろん「一般人」には裁判所も含まれています。

 その上で本件書籍の特徴を次のように見なします。

「本件書籍は客観的事実を調査・分析・評価して意見を表明する類のものではなく。主に被告大川の意見(論評)を表明したものであると理解することができる。」

 つまり、本書は霊言方式をとっているが、これは種村についての事実をきちんと調査・分析・評価した内容ではなく、まして本物の霊の言葉でもなく、主に著者大川隆法氏の意見(論評)の表明にすぎないというのです。これが一般人の本書に対する見方であると、こう認定しています。

 
一般人から見た舎利弗と種村守護霊の正体

 ちなみに、判決文では本書に登場する舎利弗も種村修守護霊も全部被告大川自身の発言であると一般人はみなすとしています。具体的な記述は以下の通りです。

一般の読者は、舎利弗の発言部分は被告大川が舎利弗という形式で自らの意見を記述した部分であると判断するといえる。」

そこで私が名誉毀損だとして訴えた記述についても、「一般の読者」は、「被告大川の意見・推論等が記載されていると判断する」とします。

 
 また別の部分では、種村守護霊についても、「守護霊の霊言が真実であると一般人には受け入れられているとは認められない」ことからして、「一般の読者」は・・・「種村守護霊及び舎利弗の発言部分は被告大川による記述であると判断するといえる。」と認定します。
 

 繰り返しますが、いかに霊言方式をとろうが、著者が大川隆法である以上は、霊人の意見はすべて著者大川隆法氏の意見であると、一般人は見なすのだという認定がされていることに注意したいと思います。

(次回に続く)

 
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1 件のコメント:

  1. ある読者の方から、メールでコメントをいただきました。確かに投稿者が言われるように、この判決には一定の意義はあると思います。以下に、コメントを掲載させていただきます。
    (コメント)
     ・・・・・・・・・・・
      今回の訴訟では、東京地方裁判所が、

     「幸福の科学教団自身が、裁判所を含む一般
    人は大川隆法さんの守護霊の霊言を真実だと思
    っていないことを最初から認識している。

     そして、大川隆法さんが言う守護霊の霊言は、
    その人の守護霊が言っているのではなく、大川
    隆法さん個人の意見である」ことを「法的に認め
    た」わけですね。
     そうなると、大川隆法さんが、数多く出している
    「守護霊の霊言やその書籍は、全て真実ではな
    く、大川隆法さんの創作であると裁判所が法的
    に認めた」と解釈できるのではないでしょうか。
     東京地裁での請求棄却は疑問が残るところで
    すが、この守護霊の霊言についての裁判所の判
    断は、評価できるのではないでしょうか。
     ・・・・・・・・・・・

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