2013年10月2日水曜日

依存性人格障害の視点から⑮親子関係


原因を考える


過保護で支配的な親

 依存性人格障害の傾向は、多くの場合、親との関係に由来しているとの説が有力です。精神科医・医学博士の岡田尊司氏によれば、このタイプの人の生育史には、次のような特徴があると言います。

「過保護で支配的な親に育てられていることが多い。ちょっとでも困っているとすぐに手助けしたり、親が一番『正しい』と思うことを、子供の気持ちに関係なく、知らず知らず強制している。」

 こうした「主体性を奪われ、親の強い支配のもとで育って」きた子供は、長じて依存性人格障害のほかに、回避性人格障害や強迫性人格障害になることが多いようです。「親に忠実すぎる」と強迫性人格障害になり、「親に潰される」と回避性人格障害になり、「親に頼りすぎる」と依存性人格障害になるといいます。

 

3つのパターン

ここで強迫性人格障害というのは、自分を抑え、自分に厳しすぎるタイプをいいます。律義で責任感の強い善人なのですが、「間違いを犯すことは悪である」という強い信念があるため、ミスをすることが許せません。完璧主義で、うつや心身症になりやすい傾向があります。

 また回避性人格障害というのは、「失敗や傷つくことを極度に恐れる」タイプです。自分に自信がなく「失敗するくらいなら、最初からやらないほうがいい」と思っています。この問題の本質は「失敗を恐れる余り、試み自体を避ける」ということです。その奥には「どうせ自分はダメだ」という「思い込み」があります。

 これに対して依存性人格障害の特徴は、「自分の主体性を放棄し、他者に委ねてしまっていること」です。自分で決めることが苦手で、どんな決定でも親や友人などに頼ってしまいます。また一人が苦手で、いつも誰かといないと不安になったり、空虚に感じてしまうのが特徴です。

 同じように「主体性を奪われて、親の強い支配のもとで育ってきた子供」でも、人格障害が出る場合は、この3つのパターンに分かれるようです。



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