2013年9月27日金曜日

依存性人格障害の視点から⑫孤独と一体感


孤独からの解放


深い一体感

信仰や信条でつながったグループは、心の深いところまで一つに結ばれるようになります。非常に深い結びつきが生まれます。基本的な価値観の共有や信じるものの共有は、一体感をもたらしてくれます。すると孤独から解放され、寂しさが癒されます。こういう深い関係はなかなか得ることができません。

 

人が自発的に伝道をする動機は何でしょうか。自分から価値観や信じるものを共有できる深い関係を保ちたいからではないでしょうか。通常の人間関係を、もっと深いものにしたいというのは、人間としての基本的な欲求でもあると思います。夫婦や家族への伝道、友人への伝道には、より深い一体感をつくりたいという願望が潜んでいます。

 

警戒心の壁

しかし、現実には特定の信仰や信条を押し付けられたり、勧められることに、人は強い警戒心を持ちます。特にその信仰や信条を持つ団体や人が、社会的な信用を失う行為や風評があればなおさらです。そうなると互いを強く結び付けるはずの信仰や信条が、お互いを遠ざける壁になります。そして、勧めた側は警戒され孤立することになります。孤独です。

 

だから余計に自分の信仰や価値観を分かってくれ、共有できる仲間が大切になります。こうして信仰や信条を共有する仲間から、なおさら離れがたくなっていくのです。これを手放すとこの仲間とも疎遠になると思うと、孤独が怖くて手放すには勇気が必要になります。

 


手放すことで生まれる信頼関係

ところが、何らかのいきさつで信仰や信条を手放してみると、逆に色んな人との結びつきが強くなります。家族や友人、それ以外にも「私は〇〇を辞めました」というと、「よかった。安心しました。あなたが熱心にされているので、心配していました。」という人が出てきたり、「そうですよね、私もあそこはおかしいと思っていました。」という人と話が弾み、距離が近くなったりします。そういう話はよく聞きました。そこを辞めたということが、社会的な信用につながるのです。すると、新しい人間関係が生まれたり、疎遠だった関係が修復できるのです。

 

今まで所属していた信仰や信条を捨てたときは、思い切ってそのことを宣言して人に伝えるのがいいと思います。いままでそれを伝えて断られていた相手であれば、なおさら伝えるほうがいいと思います。それによって安心されるようになり、関係が深まるからです。特に、今までその信仰や信条を持つことで「上から目線だ」になっていた場合には、素直に自分の過ちを告白することで謙虚さを示してゆけば、人は安心してくださり、心の距離がぐんと縮まると思います。そして孤独から解放されていくように思います。プライドは捨てたほうが絶対にいいと思います。


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