2013年9月15日日曜日

依存性人格障害の視点から⑧断れない


嫌われたくないために

不本意でも相手に従う

依存性人格障害の重要な特徴に「相手に認めてもらうため、あるいは、嫌われないために、明らかに自分にとって不利益なことや、自分が本当には望んでいないことをしてしまう」という傾向があります。

別の表現をすると「支持または是認を失うことを恐れるために、他人の意見に反対を表明することが困難である。」(米国精神医学会「DSM-Ⅳ-TR精神疾患の診断・統計マニュアル新訂版」)のです。

たとえば、セールスの勧誘に断わり切れず高額な化粧品を購入してしまったり、本当は望んでいないことを嫌といえずにしてしまって、あとで嫌な思いをして後悔することがあります。
 

宗教の勧誘に弱い

 たとえば、宗教に関してみるとどうでしょうか。依存性人格障害を持つ人は、宗教の勧誘に嫌といえずに、話を聴くだけのつもりが、入信し、やがて宗教活動にのめりこむことが多いようです。お金がないのに献本の本を何十冊も買う約束をして、あとで後悔したりすることもあるかもしれません。 

 なぜこうなるのでしょうか。

実は心に引きよせるものがあって、そこにつけこまれてしまうのです。それはどんなことだと思いますか?

 
ノーと言えない

 実は依存性人格障害を持つ人は、断るのが苦手です。「断ると、嫌われてしまう、見捨てられてしまう」という思い込みがあり、そのためにノーと言えないのです。「これだけ熱心にしてくれたから、断ったら悪い」という気持ちも、断れなくしている理由の一つです。

心の中で「常に頼りになる存在を求めている」と、頼れるものを失うのが怖くて、本心を偽って従ってしまうこともあると思います。

 このタイプの人は、もともと人当たりがいい人であり、良好な人間関係を築ける力も持っています。良い子に見られるのではなく、本音で話せる関係を作れるようになると、もっと楽に生きられるはずです。

そんな自分を弱くしているのは、「強い存在に頼らないと生きていけない」「断ると嫌われてしまう、見捨てられてしまう」という「思い込み」ではないでしょうか。


1 件のコメント:

  1. あなたが実際にあなたが何について話しているのかを認識するすべての人々とこれを共有するためのおかげでたくさん!ブックマークした。親切にも自分のウェブサイトと話し合う。
    化粧品購入

    返信削除