2013年9月11日水曜日

依存性人格障害の視点から⑥・・・いい人


相手の機嫌に敏感


気に入られようとする

 依存性人格障害の人は「重要な意思決定の場面では決断することができず、他人に頼ろうとする」傾向を持っているのですが、その結果、人に気に入られようとする習性が生まれます。従って、このタイプの人は「人当たりが良く、サービス精神が旺盛」で「従順でとても『よい子』『いい人』として振る舞い、よく気が付き、相手の機嫌に敏感」という特徴を持つようになります。

 確かに、誰でも大きな挫折の後ですっかり自信を無くしていたときは、そういう気持ちを経験しやすいと思います。
 ある人は仕事上の失敗で左遷されて、地方に飛ばされていたことがありました。その人は経験豊富な年配の上司に何でも教わろうとして、小さなことでも相談し、また大きな判断では、自分の疑問を抑えて従いました。この時は、その方は大変上司の機嫌に敏感だったと言います。サービス精神が旺盛でよく気が付くし、相手が喜ぶことを進んでする「いい人」でもあったそうです。
それだけに上司からは大変かわいがってもらったようですが、その方はその時期を振り返って、「上司に忠実な部下であっても、責任ある判断をする人間ではなかった」と感じているそうです。上司の判断には、自分の疑問を抑えて全面的に従いましたが、そこにはある種の無責任さがともなっていた自分を振り返り、非常に反省すべき点があったと感じているそうです。

依存が強まる理由

 宗教では依存が強まる傾向があります。通常は「この人は霊的なものを感じて判断している」と信じると、どうしてもその人の判断に依存しがちとなります。たとえ相手に霊感がなくとも「この人は教祖が支部長に任命した人だから、何でも従わなくてはいけない」と思うと、やはりその人の判断を絶対視し、それに依存するようになります。
 その結果、非常識な判断や疑問を感じる指示が出されても、従うようになります。特にそれが教祖のご意志である、教祖の言葉であると言われると、通常なら働く理性的な判断がストップしてしまいがちです。教祖の言うことに疑問を挟まないで従うことが信仰であるという洗脳がなされているからです。
 
いい信者

 信仰が高まると、積極的に教祖や支部長に気に入られるような行動をするようになります。支部長受けが良く、サービス精神が旺盛で教団の方針に従順です。とても「いい信者」として振る舞うのですが、それが依存によるものであるとは本人も気が付きません。自分の「献身」の奥にある依存心理に気が付けるということは、心を相当深く見つめる人でないとできないと思います。しかし、家族や友人など周囲の人間は、案外その人に依存心理に気づきやすいのではないでしょうか。
 
 
こうしてみると、やはり宗教団体では「依存の傾向」が、知らず知らずのうちに助長されやすくなるのかもしれません。

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1 件のコメント:

  1. 最近AKBに手を出してコスプレ信者に霊言本を配布させたり
    アイドル養成科みたいな所に娘に入るよう娘に
    発破をかけたりと、政治へ続いて芸能への進出と
    とにかくなりふり構わなさが露骨に出ています。
    宗教の定義は一慨に言えないかもしれないけれど
    アイドルやユニットの動向なんぞを意識している教祖や宗教って
    有難いのか!?

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