2013年7月12日金曜日

依存心に向き合う⑤・・・どっぷりと浸かる


依存の弊害


研修と祈願への依存症

 大阪の会社の企業再建が軌道に乗りはじめた頃から、私はそれまで行けなかった精舎研修に頻繁に行くようになりました。また大阪の会社を退職して時間ができた時期には、日光精舎へ一週間連泊して心を見つることもしました。

 今にして思うと、本当の自分と出会うのに精舎に泊まり込む必要はありません。しかしこの時期は、精舎に行って修業しないと正しい修行ができないという思い込みを持っていました。

 K会(幸福の科学)では、精舎研修と祈願を非常に強く推奨します。研修は公案研修を中心とした自己探求型の研修ですが、K会の精舎という特別の磁場の中で支援霊団の指導を受けるので、悟りが深まるとされています。私は霊的な覚醒は精舎に行かないとできないと思いこんでいたのです。

 振り返ってみれば真の霊的覚醒といえる元型体験(至高体験)は自宅や路上でしていたので、精舎に固執する必要はないことは分かっているはずでした。でもエル・カンターレの霊域で、教祖の創った研修でないと真の覚醒や自己変革ができないと思いこんでいたのです。洗脳による研修への依存がありました。自分自身の心の中に真理の宝庫があるのに、外に求めていたのです。しかも高額な布施をして。

 また精舎祈願も同様です。祈願は信仰行為であり、祈願を重ねることで信仰が深まり、エル・カンターレと一つになれると教えられていたので、一回3万円の祈願を、還俗してから毎月のようにしてきました。研修に行くと、研修効果を上げたいという欲が出て、いくつも祈願を重ねました。長期に連泊した日光精舎では、そのために数十万円がすぐになくなりました。祈願の効果測定はしていませんでした。最高の祈願だから効くに違いないと思っているので、祈願をしなければいけないと祈願中毒になっていました。他力依存、祈願依存です。

 しかも布施をすることが尊いと教わっているので、高額の祈願や研修代が惜しくなくなるのです。お金がなくてもっとたくさんの研修や祈願を受けられないことが苦しみでした。研修中毒、祈願中毒、布施中毒にかかっていたと思います。中毒というのは、その行為をすることで快感を感じる脳内物質ドーパミンが分泌され依存症になっていくのですが、私は研修、祈願への依存症(中毒)だったと思います。

 この依存は、確実に私の経済をむしばんでいきました。いくら蓄えがあっても足りなくなるのです。でも中毒なので、やめられないのです。

 仕事面での依存

 依存心は、仕事ではいちいち上司に報告して判断を伺うという行動として現れました。自分で自主的に考え自分の判断で処理をすることを恐れる心理になりました。指示待ち族的な行動であり、いちいちお伺いを立てての行動になります。

 これは社長や上司にして見れば、最初のうちは非常に安心できます。忠実な部下になります。しかし自分が判断することへの恐怖があるので、いちいち報告し判断を求めるので、やがて社長や上司のエネルギーを奪うことや自ら独創的に仕事をしないことへの不満となると思われます。

 もっとも初めての会社では、これは一定期間は仕方のない側面があります。業務がわからないからです。しかし、多忙な会社ではそれは疎まれかねません。周囲からは「いい年をしてこんなことも知らないのか」という悪評が立ちます。社長や上司からは「もっと創意工夫して自分でやってほしい。いちいち判断を仰がないでほしい」という不満が出てくる可能性があります。

 自分が以前経験した職種であれば自主的な判断は可能なのですが、新しい仕事につくと、それはできません。それでも社長や上司とすでに人間関係があり、かつ常に緊密な連絡が必要な仕事であれば成功することがあります。非常に幸運な場合です。企業再生の仕事は、まさにそういう条件がそろっていました。そのため私は一つの成功体験として、非常に細かな報連相をしながら、具体的な指示を仰いで行動するという習慣が身につきました。

 これは次の会社では裏目に出たと思います。このやり方は社長のエネルギーを奪うだけでなく、時には社長や専務の業務上の無知を暴露してしまうこともあるからです。それは非常に危険なことでした。

 また通常は、中年の男性を手とり足とり教えてくれる人は会社にはいません。仕事が分からない中を、誰にでも頭を下げながらひたすら仕事を覚えるというのは大変なストレスです。それでも時間を取られるので、周りが嫌がります。

 それでも自分をリードしてくれる人を求めるので、とにかく人に聞こうとし、指示を仰ごうとしました。これも一種の指示待ち族です。一見忠実な部下でしたが、自分が責任を取ることへの恐れと自信のなさが、そうした行動を加速させたと思います。

 
 宗教法人の職員というのは、非常に特殊な仕事なので、専門業務のスキル自体は他の一般的な会社と比べると、やはり相当見劣りします。従って、学生を出てからすぐに宗教法人に勤務した場合には、還俗すると非常に厳しい状況に置かれます。これは高学歴でも関係がありません。
 しかし、いかほど厳しい状況下でも、真実の悟りを求め続けることができるか否か。厳しさの中で心を腐らせてしまうのか、光らせていけるのか。それが問われていくると思います。
 


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