2013年6月27日木曜日

幸福の科学の植福について⑨・・・経典、献本、映画


洗脳集金システム③
 

書籍の種類と経典購入

OR氏(大川隆法氏)の著作は、書店に並ぶものは戦略書籍とそれ以外の書籍に分けられます。また教団内部で支部や精舎でのみ売られる信者向け経典があります。

 戦略書籍は「法シリーズ」がそれに当たります。『太陽の法』『黄金の法』『永遠の法』をはじめ『奇跡の法』『不滅の法』など、毎年1~2冊発刊され、年間を通してベストセラーにするために、戦略的に書店から買い取りを行います。全国の支部には購入目標数が割り振られ、目標は必達が求められます。

 それ以外の書店売り書籍は、霊言集を中心に毎月数冊発刊されています。このうちその時期の活動に直結するものは、組織的に献本されることもあります。量が多くなるほど内容が低下し、信者でも購入する人が減ってきているのが実情のようです。職員も全部は読み切れないようです。

 内部売りの経典は一回の説法で1冊になり5000円の高価格で販売されています。後にそれを何冊か集めて、1冊の書籍として書店売りすることもあります。またいくつかの説法を集めた内部売り経典は1万円で販売しています。売り上げは布施扱いとなるため税金がかからず、高額商品を内部売りにすることで収益性を高めています。

 初期の霊言集は潮文社から1000円前後で販売され、その後は土屋書店や幸福の科学出版からも発売されました。こうした霊言集を豪華装丁の内部売り経典として12万円で全50巻を発売しています。この霊言集の販売には非常に巧妙な方法がとられました。ある元信者は次のように証言しています。

「この霊言集の購入金額が多い支部から順に自前の支部精舎を建てるという本部からのお達しに基づき、役職者をはじめとするリーダー信者は必死になって高額なこの霊言集を何冊も買うことになりました。私の場合、もっと霊言集を買わないと支部精舎がいただけないからとせかされて無理をして40冊ほど買いました。計約80万円もの支出でした。『時限を決めて有無を言わさずお金を出させる巧みなやり方』だと思いましたが、『魔が入った』と言われるのが怖くて批判的な言葉は言い出せませんでした。」

 この高額商品は全部布施扱いですから無税です。しかも昔からの信者は、書店売りの同じ内容の本を持っているにも関わらず半強制的に買わされています。

 
献本

 幸福の科学出版の書籍は、以前は東販や日販の調査でベストテンしていることがありました。しかし近年は、それが影をひそめ紀伊国屋書店などの少数の大型書店での販売実績ベストセラーに限られてきています。

 ベストセラーづくりは教団の初期からPR戦略の中心に置かれています。また献本は伝道のための武器でもあるため、毎年組織的に取り組まれます。

具体的には戦略書籍の販売目標をOR氏が承認し、それに基づいて総合本部の営業担当部署(伝道局)が各本部、更には各支部の割り当て目標数字を決めます。各支部では、その数字目標を達成するために各布教所や地区に数字目標が割り振られ、信者が割り当て目標を達成するために書籍を購入します。そのため活動信者が毎年数十冊から100冊購入しています。

「無料で友人・知人に献本することは素晴らしいこと」「その人の家に仏の光(大川隆法氏の本は仏の光の塊と宣伝)が入るだけで悪霊は嫌がる」と教団は奨励してきました。信者の知り合いだけでは配り切れないので、どこかで入手した名簿に組織的に本を送りつけたり、街頭や公園で無料で配布したりしています。余った書籍が押し入れに山積みになっている信者宅は数多くあります。ほとんどの支部にも書籍の在庫の山がありますが、購入数は目標通り確保する必要があるため、毎年大きな金銭的負担となって信者にのしかかってきます。

「同じ本をベストセラーにするために100冊購入したことが何度もあり、1回につき10万円以上の出費になるので、専業主婦の私にとってはだんだん嫌な気分になり、本を早く掃かせて気分をすっきりさせたいという気持ちが強くなっていきました。しかも大川氏の説法の中で、ベストセラーになって印税が入ってきていることを自慢話のように聞かされた時には、『それらは、信者が四苦八苦して購入したからベストセラーになっているのに、それがわからないのか』と思いました。もちろん、口にはできません。」

これはある元信者さんの証言ですが、これはごく一般的な意見です。別の元信者さんはこう証言しています。

「経典についても、布施と同様に本部から高い購入目標を割り当てて購入を迫られるので、私たちは断ることができません。地区の経典購入目標を達成するために、私の購入冊数は自分用以外に数十冊と前もって割り振られ、支部全体で目標に届くと『目標100%達成おめでとうございます!』と皆で盛大に拍手をしました。私は大川氏の本が出るたびに数冊~数十冊を購入していろんな友人に渡していましたが、受け取りを拒否され友人を失うこともよくありました。それでもまた新しい(戦略)本が出ればまた購入して誰かに献本しなければならず、とても苦しい思いをしました。」

 私も書籍を献本して友人を失ってきましたので、この気持ちは理解できます。

 

映画

 K会では平均3年に1本の割合で映画が作られます。そのたびに布施が募られます。

 映画に関する布施には大きく二つがあります。一つが信者企業や取引企業に協賛金を出させるもので、協賛会社の名前を映画の最後にいれて宣伝します。教祖のOR氏が協賛会社をチェックしていて、常連の名前が見えないときはプッシュさせることがあります。私は教祖に直接催促されて協賛金を出したというある企業役員の話を聴いたこともあります。

 もう一つは、映画チケットも割り当て購入です。献本と同様に目標数字が総合本部で決められ、末端の信者が数枚から100枚、人によっては1000枚近く購入する人もいます。布施と活動の実態をある元信者は次のように証言しています。

「映画チケット(鑑賞券)の買い取りについても、本部から設定された目標を達成するために毎回100枚程度買い取らなければなりません。私はその映画チケットのほとんどを自分で知り合いに配りましたが、多くの信者は渡しきれずに自分で何回も見ます。なかには50回以上観た人もいましたが、私が映画館に出向いてみれば毎回まばらに入っている観客の中にグーグーと寝入っている同じ支部の人たちがあちらこちらに見えました。これは一部の熱心な信者が動員報告数をあげるために無理やりやっていることなのですが、かえって逆効果であり、このやり方を許している教団は信者のお金と時間をあまりにも無駄遣いさせていると思いました。」

 別の元信者はこう証言しています。

「幸福の科学では、布教の一環として何本もの映画を制作して上映していますが、これらも信者が布施と称してお金を出しチケットを購入し、それも『仏から頂く尊いものである』と言われ、支部の本尊前でうやうやしくお金を出してチケットを買うという儀式までやっていました。当時の私も綴りになったチケットを購入して、友人知人に無料で配り、『何度も観ることで仏の気持ちがわかり仏と一体になれる』と言われて、毎日のように映画館に通っていました。当然、家事などそっちのけでした。」

 これは私も同じようなことをしてきました。映画館では一人の信者が一日に何度も観ます。やがて10分したら出てきて、また次の上映時に入るということをするようになります。

 こうしたことが続いたのも一因で、以前は東映系の映画館で上映されていましたが、2012年の映画からは東映に映画配給を断られ、やむなく日活系の映画館に変わりました。
 
  経典の購入、献本書籍の購入、映画観賞券購入。これらもK会における集金システムの一部です。そしてその目標数値はしっかり教団が管理して言葉巧みに信者を操り洗脳し、目標額を集金しています。教祖の自己満足と印税の確保そして教団の収益確保のために、信者が時間とお金を注ぎ込んでいる実態がそこにはあるのです。
 

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