2013年6月22日土曜日

幸福の科学の植福を考える⑥・・・洗脳


恐怖心と布施④



エル・カンターレ信仰とは何か

K会(幸福の科学)の集金は、洗脳と分かちがたく結びついています。そこで「洗脳集金」という言葉を使いたいと思います。K会の布施や植福は「洗脳集金」です。
 K会の洗脳の中核は、大川隆法総裁をエル・カンターレであると信仰させることです。エル・カンターレとは何かについて大川隆法氏は段階的に説くことで、慎重に段階を追って信者を洗脳してきました。どのように説かれたかを見てみましょう。

・釈迦の本体。永遠の仏陀。

・法身仏。すべての教えの源にある存在。

・金星の統治者エル・ミオーレが地球に来てエル・カンターレと名前を変えた地球の統治者。

9次元(大救世主の世界)のトップ。

・釈迦とキリストを合わせた存在。仏陀にして大救世主である至高の存在。

・イエスが我が父と呼んだ神。

・すべての神々の上に立つ至高の存在にして地球神。

・大宇宙創造主・根本仏(13次元存在)。

20次元以上の存在。

 
つまり、人間をはるかに超えた根本仏であり、その根本仏をもはるかに超えた至高の存在であるというのです。大川隆法氏はエル・カンターレの中核意識の人格化であり、中核意識の地上誕生は1.5億年ぶりのことだと言います。そして大川隆法氏の意識は、魂の兄弟である釈迦、ヘルメス、ラ・ムー、リエント・アール・クラウド、トス、オフェアリス(オシリスのギリシャ名)の意識の一部を併せ持っており、その魂のどれよりも偉大な力を持っているという神話を創りました。

そして、エル・カンターレを信じることが最高の信仰であり、その信仰を持って一生を送れば魂の勝利であるが、もしこの信仰のロープを手放せば地獄に堕ちると説きます。そしてその信仰を妨げ、疑問を抱かせ、教団を混乱させる行為(和合僧破壊)をすると、その人は阿鼻叫喚地獄へ堕ち、2度とふたたび人間として生まれ変わることができないと脅迫します。
 天国の鍵は地上に降りた大川隆法氏が持っており、彼はすべての罪を許す権能を持って生まれていると主張します。
 また、エル・カンターレはあの世の支配者であるだけではなく、この世の支配者でもなければならないと主張します。その為に幸福実現党を作って国政を支配しようとします。また自ら国師やワールド・ティーチャーと自称し、いかに自分が偉いかを延々と説き続けます。
 
そして大川隆法氏の起こす救世運動こそ地球を救うカギであり、もしこの救世運動が挫折するならば日本は中国の植民地になるし、世界は悪質宇宙人の植民地支配を受けると予言します。

以上のことを信じさせるために、K会のすべての書籍や活動は存在します。すなわちエル・カンターレ信仰を地上に打ち立て、広げ、K会を世界宗教にし、ゆくゆくは世界を一つにまとめ上げ、「知と美の理想の地球」を創り上げることが目標であると謳います。それによって大宇宙そのものが大いなる進化を遂げると説いているのです。

これがエル・カンターレ信仰としてK会で説かれている内容です。

 

洗脳の仕組み

K会はそれを信じさせたからこそ、膨大な布施を集めることに成功してきたのです。そして比較的短期間のうちに全世界におびただしい精舎や支部を設立してきました。すなわち、エル・カンターレ信仰を掲げ、信者を洗脳する過程と集金を並行的に進めることで集金能力を高めたのです。だからこそ「洗脳集金」というのです。

これほど偉大なエル・カンターレであるので、「信者の思っていることは全部知っている」「地球の裏側にいる人の意気持ちでもわかる」「鳥や魚や昆虫の気持ちもわかる」と信じられてきました。だから教団の中でいろいろ問題が起こったり、首をかしげるような人事がなされても、異常な方針が出されても、「主には深いお考えがあるから」と信者が自ら思考停止することで、その矛盾を感じないようにします。
 もし問題を掘り下げて探求し、大川隆法氏の言動に疑問を抱けば、それは悪魔が入ったのであり、地獄に堕ちてしまうと恐怖します。その恐怖心があるので、絶対に疑問をさしはさまないように徹底的に訓練されているのです。これがK会における洗脳です。

 しかも、毎月何冊も大川隆法氏の著作物が発刊されます。そのほとんどは霊言ですが、霊言はまず支部や精舎でDVD上映会(支部は5000円、精舎は10000円)で信者に見せられ、しばらくするとそれが書籍化されます。あまりにも膨大な量なので、職員でも読み切れませんし、他の本を読む暇もありません。こうした情報の洪水にさらされ続けることによって、信者は大川隆法氏の説くことが絶対の真理であると堅く信じ込みます。これも洗脳の手段です。

 精舎等では霊的な体験ができるように工夫されています。霊的な体験を伴うと、信仰は絶対的なものになるからです。オウム真理教でも、最後まで一定の信者が離れないのは霊的な体験をしているからであるとして、霊的な体験をさせることを重視します。実は信者が霊的な体験をして霊的なことを信じれば信じるほど、高額の布施もするようになります。

 「エル・カンターレへの祈り」や『仏説・正心法語』を毎日読ませることで、日々信仰という名の洗脳が深まるようにしています。特に『正心法語』にある「仏説・降魔経」は信者が教団の批判者にならないように防止するための経文です。これを読むと、教団批判は地獄行きであるという恐怖心が植え付けられます。しかもこれは魔から信者を守るための御経であると信じさせているのですから、驚くべき洗脳力です。
 

「主のお役に立つ」ことの意味

エル・カンターレ信仰の中味が理解できると、主エル・カンターレのお役に立つということの重要性が理解できます。それは信者にとっては絶対的な重要性を持つものなのです。1.5憶年に一度しか地上に生まれることがない宇宙で一番偉い神様、根本仏が地上において肉体を持ち救世運動を指揮しているのですから、今世を逃せば直接貢献することはできなくなります。だから、家族を捨てても、仕事や地位を捨てても、全財産を投げ出しても、主のお役に立ちたいと思うようになるのです。信者はそれほどの気持ちを持つように教育されていることが理解できないと、K会の洗脳集金システムが正しく理解ができません。

信者にとっては「主のお役に立つ」ということが絶対的な価値なのです。もしそれができないなら、この人生は価値がないものと信じこまされていくのです。

また職員や支部役職者などの中核の信者にとっては、K会で高い立場を得るということは、宇宙で一番尊い神にその価値を評価されることを意味します。つまり宇宙で一番神近き存在になれる、最高の神に愛される存在へと近づけるのです。逆に、評価されなくなるということは、神から見捨てられることを意味します。だからこそ、お役に立てず評価されなくなることを恐れるのです。目標が達成できず左遷降格されることは、魂の価値の左遷降格を意味するのです。だからこそ恐怖するのです。

 だから支部でも役職を与えられると、「この役職は天の声です」「役職者には指導霊がつきます」「あなたは選ばれた人です」などと徹底して自尊心がくすぐられます。そして真面目なタイプであればあるほど、お役を受けると責任感から「主のお役に立ちたい」という思いがつのり活動を最優先するので、家庭がめちゃくちゃになりやすくなります。
「仏国土ユートピアを築いていくためのお手伝いをしなくてはいけない!」
「それが今世生まれてきた使命なのだ!」
「自分は天上界で主にそうお誓いして地上に生まれてきたのだ」
 お経を読み、祈りをし、ご法話を聞き、精舎での研修を受けるたびに、その思いを強くするのです。やがて「主のお役に立つことは善、それに反することは悪」という明確な善悪の基準が頭の中に出来上がります。
 そこまで来ると、自分が伝道できず布施ができないと「主に対して申し訳ない」と強く自己罪悪視をし、自分は他の仏弟子に比べてだめな人間だという自己劣等視が生まれます。こうなると洗脳はほぼ完成です。主のお役に立つことを競うようになるからです。

 
布施の価値

 K会での布施は、通常の神社やお寺、教会にする布施とは全く価値が違います。「今世の布施は、直接、エル・カンターレに布施できる尊い機会であり奇跡です」と言われ、何をさておいても布施をしたいと思うようになります。これが普通の主婦がご主人に隠れて、ご主人を騙してでも高額の布施をし続ける理由です。

 
 こうなると、主のためにお金を集めたり、支払うことは絶対の善となります。ご主人が全く知らないところで、貯金を使い果たしていても、生命保険を解約しても、それが主のために捧げられるお金であれば、善になると信じるのです。しかもご主人が稼いだお金を内緒で使い込んでも、「あなたのご主人も天の蔵に徳を積まれたのです」と言われます。こうして罪悪感を持たせないように工夫がされています。

 しかし、三輪清浄の思想から言えば、だましたり隠れて使い込んだお金は施物の穢れがあります。またそういう心境は施者の穢れです。ご主人が信仰に反対していているのに、黙ってご主人のお金を布施したらご主人の功徳になるなんて、縁起の理法に反しています。

 しかし、そういうことは考えないようにさせます。逆に反対するご主人は悪魔が入っていると裁いて悪霊撃退祈願をしながら、ご主人のお金を布施します。布施できるのはご主人のお金なのにご主人への感謝はなく、自分が布施の功徳を積むことでご主人を導き助けているとすら思います。
 こうして洗脳集金システムは作動し、機能し続けているのです。

<希望のブログ>
心理学専門のブログです。こちらへアクセスください。
http://tanemura2013.blogspot.jp/

0 件のコメント:

コメントを投稿