2013年5月15日水曜日

恐怖を克服する唯一の方法<種村トランスパーソナル研究所通信>


恐怖するものと向き合うこと

 



 

「恐怖を克服するには恐怖と向き合うしかない。恐れていることを敢えてするしかないのだ。」(フランクル)

 
これはアウシュビッツから奇跡の生還を果たしたことで知られる心理学者フランクルの言葉です。

恐怖心を克服した人は、これが真理であることを感じ取っておられると思います。

 
私の体験を二つ紹介します。一つはとても恥ずかしい体験です。もう一つは昨年の体験です。

 
先ず、恥ずかしい体験からお話します。

私は大学4年生の頃、ある全国的な学生グループの京都府の責任者をしていました。その時に私は進路の選択で深刻な問題を抱えていました。加えて深い失恋の痛みを味わっていました。

そのために、学生グループにとって最も大切な春の新入生獲得の機会に大失敗をしてしまい、京都府の組織は過去最低の成果で低迷してしまいました。

その結果を振り返り対策を練る会議の時のことです。私はうつ状態に陥っており、体が重くて動けませんでした。後輩が私が時間になっても来ないので、下宿に迎えにきました。私は、部屋にこもって居留守を使いました。

不安と恐怖の現実に向き合うことから逃げ出したのです。

私は、その直後から、自分がものすごく小さくなり、弱くなり、女々しくなったことを知りました。恐怖に打ちのめされていたのです。

その時にあるイメージが心に浮かんできました。私は自転車のペダルを一生懸命に冷や汗を流しながら踏んでいます。あたりは薄暗い夕刻で、トンネルの中に入っていきます。追われているのです。恐ろしいものが襲い掛かってくるのです。前方には、その恐ろしいもの影が大きく広がっています。

私は怖くなって、一刻も早くその場を去ろうとして、必死にペダルをこぐのですが、黒い影はさらに大きくなって、まるで巨大化しながら追いかけてくるようです。

その影は、実は自分の影だったのです。逃げようとすればするほど、それは大きくなって付きまとってきます。だから、思い切って、襲ってくるものに向き合うことを決意して、対決すれば、その影は消えるのです。実際にそうなりました。

私はその時に思いました。

「もう二度と逃げるまい。逃げようとすればするほど、恐怖心は膨らんでくる。しかし、それに向き合えば、恐怖は消える。そしてもし現実で失敗したとしても、恐怖に向き合ったという自分を誇りを持つことはできる。」と。

これが大学生の時の私の体験でした。
 

次に昨年の体験をお話します。

私はそれまで信じて宗教の教祖の行動に深刻な疑問を持ち、教祖に反省をしてもらうために間違った行動をいさめる手紙を書きました。すると教団から除名処分が下り、しばらくして私を実名入りで誹謗した本が出されました。全国の書店にそれは並び、新聞広告も出されました。

私は、憂鬱になり苦しみました。その本を教団の職員が持ってきましたが、とても読む気になれませんでした。

数日して、私はその本と向き合うことを決心しました。そして、その本を研究対象にして、本の内容を分析する原稿を書き、ブログに発表しました。それがこのブログ「真実を語る」です。

最も恐れていることに向き合うと、恐れの方が後ずさりをしていきます。

恐怖は、それと向き合うことによってのみ克服することができると思います。

少なくとも私は、逃げずに立ち向かった自分を誇らしく感じることができます。

学生時代に得た教訓を、生かすことができたように思います。

 
フランクルは言います。

「不安や強迫観念にまともに直面し、面と向かって笑うことを学ばねばならない。」

この本を巡って係争中の私は、今さらにそれを学ぼうとしています。


<希望のブログ>

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「真実を語る」とは別に心理学の専用のブログをはじめました。

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