2013年4月3日水曜日

自己愛性人格障害を考える(その6) 怒りと嫉妬深さ


自己愛性人格障害の特徴と診断(4)


(4)自己愛的怒りと嫉妬深さ
 

 自己愛性パーソナリティー障害の人の特徴は、「思い通りにならないと激しい怒りにとらわれる」ことです。「その怒りはとても強烈で激しい」ものです。暴言を吐いたり、物を壊したり、暴力になることもあります。

自分に非があっても、相手の不手際や無能ぶりを一方的に責め立てます。自分を怒らせたことに対して起こることもあり、「なぜ、俺を怒らせるんだ」「なぜ、私を怒らせるの」は一つの常とう句です。しかも自分を怒らせたことに対しては、制裁を加えようとします。

つまり、自分が絶対の基準であり法律なのです。自分を怒らせることは正義に背くことで、絶対の悪とみなしてしまうのです。

 こう書くと真っ先に信長的人物像が思い浮かびます。信長も自分を神として絶対の忠誠心を部下に求めた人物であり、その心の過ちから晩年は魔王が彼を支配していたとOR氏は指摘したことがありました。

 講談社フライデー事件は、OR氏の自己愛的怒りの発露と思われます。「師がマスコミに批判されているときに、なぜ弟子が戦わないのか」という激しい怒りが神理の学習ばかりしていた羊の群れを戦いへと駆り立てました。また「聖霊を汚す罪は許されない」と主張して、講談社側を「絶対の悪」と断罪し、一種の聖戦を戦ったのです。

 元職員のF氏が、自分の財産△億円をだまし取られとしてK会を訴えたことがありました。その弁護を担当した山口弁護士を8億円の損害補償を求めて訴えたのも、OR氏の激しい怒りがなければ考えられません。この裁判は最高裁の判決がでて、かかる高額訴訟は恫喝目的の濫訴であるとしてK会の訴えを退け、山口弁護士側が全面勝訴しました。この裁判では、山口弁護士が所属する第2弁護士会の会長が音頭をとり、第2弁護士会をあげて戦い、K会を敗北させました。これは裁判制度そのものを否定し、瓦解させるような暴挙であったといえます。こうした無謀な戦いをする背景には、OR氏の激しすぎる「自己愛的怒り」があると考えられます。

 こうした傾向は私が関わる裁判でも見られます。私はOR氏のしている行為は仏陀とは言えないとして、反省を求めた私信を1年前に送りました。さらに、二つの裁判に、私が書いた「私信」の内容を要約した陳述書を提出しました。これに対してはOR氏の「自己愛的怒り」は激しく、私が裁判所に提出した陳述書も名誉毀損であるとして週刊文春の記事に関連する裁判で3000万円の損害賠償を求めて提訴されました。まさに異常としかいいようがありません。これが成り立つなら、国民の公平な裁判を受ける権利は著しく制約され、自由な社会が崩壊していくと思います。私はこういう自分への批判を絶対に許そうとしないOR氏の態度は、自由主義社会の脅威になると思います。 

 また自己愛性パーソナリティー障害の人は「妬み深く、他人の幸福を喜ばない傾向が強い」という傾向があります。その嫉妬氏の強さは普通ではありません。

相手が友人や仲間であっても、恋人や配偶者や子供でさえも、自分以外の者が成功したり、幸福になることに強い羨望や嫉妬を感じ、冷静でいられません。自分の分の成功や幸せが奪われてしまったかのように感じてしまうのです。」

心理学では「投影」のメカニズムが知られています。投影とは、本当は自分が持っている思いを、相手が持っているように感じてしまうことをいいます。OR氏はしばしば、「マスコミが私を嫉妬している」といいます。しかし、これは投影のメカニズムが働いての発言で、本当はOR氏がマスコミに嫉妬しているのではないかと思うのです。

なぜそういえるのか。たとえばOR氏は、新聞の購読者はその新聞社の信者であるととらえています。したがって、自分の教団よりはるかに多くの「信者」をもっている新聞社はライバルでもあります。当然嫉妬の対象となります。また『ザ・リバティー』は本屋でほとんど見かけませんが、週刊文春や週刊新潮は書店はもとより駅のキオスクにも山積みされています。つまり、週刊誌のもつ「信者数」にもはるかに及ばないわけです。これでは嫉妬したくなるはずです。

きょう子氏についていえば、ネパール釈尊館を宇都宮正心館に引っ張ってきた実績が、OR氏の嫉妬を受けたのではないでしょうか。あの当時は、OR氏は病気で苦しんだこともあり、活力が乏しく精彩を欠いていました。それに対してきょう子氏は仕事で油が乗り切った状態で、OR氏を差し置いて、教団の実質的な統治者のようにふるまっていたという印象を持たれていた。これがOR氏の嫉妬を招き、離婚騒動を招く遠因となったのではないでしょうか。

最大の貧乏神とは

私はOR氏は最大の貧乏神であると思います。その証拠に、信者は誰も繁栄していません。こう言うと、「いや、経済的に大成功を収めて、巨額の布施をしている信者企業もある」と反論する人もいると思います。しかし、そうした企業も年間数億円の布施を求められるので、利益を吐き出しています。一般信者に至っては、毎月、毎年巨額の布施を求められるため、手元に残るお金がほとんどなくなっていきます。子供の学校のお金を払えないのに、布施をしている会員も出ています。結局、肥え太るのは教祖と教団と幹部職員だけということになります。だから貧乏神だというのです。

おまけに「没落の法則」が働いていると、さまざまな事実を上げて指摘している人もいます。私の経験からも、K会の信者である内は、「没落の法則」から逃れることができなかったように思います。

なぜ貧乏神になるのでしょうか。あれほど繁栄の法を説いているのに。その理由は「嫉妬心」にあると思います。OR氏は、信者が幸福になり繁栄するのを本当は喜べないのではないでしょうか。

具体的な事例を上げましょう。OR氏は「伴侶の言うことよりも、親のいうことよりも、私のいうことに従いなさい」という趣旨の説法をしたことがあります。これはいうなれば「私よりも肉親や伴侶を愛するものは神(エル・カンターレ)の御心にかなわない」と説いたのです。「身内よりもエル・カンターレを愛したものこそ、天使になれる」とも説きました。

これは一見純粋な信仰論であると見えます。しかし、この説法をするようになったころ、OR氏はすでにきょう子さんとうまくいかず、家庭が壊れかかっていたと思われるのです。自分の家庭がうまくいかない人は、人の家庭の調和に嫉妬します。そしてそれを壊そうとします。この説法の通り実践したら、確かに家庭は崩壊していきます。

これは職員にも言えます。職員の家庭は、幹部になればなるほどうまくいかないところが多いようです。ある精舎のベテラン講師は「今世は家庭ユートピアはあきらめました。エル・カンターレにお仕えすることを選んで、家庭ユートピアはあきらめます。ほとんどの職員はそういう気持ちです。」と話していました。つまり職員の多くは家庭がうまくいっていないのです。彼らは教祖をまねしようとして自己愛性パーソナリティー障害に染まっていきますから、嫉妬深くなり、幸せな会員の家庭を見るとこれを破壊しようとするのではないでしょうか。無意識のうちに。無意識だから理性の歯止めが効きません。

あるカウンセラーが支部で話をして家庭調和の大切さを強調したところ、有力な女性支部長から、「そういうことを言われると活動が止まるので困ります」と猛烈に抗議されたという話を聞いたことがあります。

嫉妬心が強いと、人の幸せを喜べなくなります。そういう人が教祖ならば、信者は悲劇です。OR氏は、しばしば嫉妬心の克服の大切さを、教えとしては説いています。しかし、実践は別のようです。その証拠に、幹部職員はOR氏に嫉妬されることを非常に恐れています。私はそれを聞いて知っています。

(引用は岡田尊司著『パーソナリティー障害がわかる本』(法研)からしています。)


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