2013年4月11日木曜日

<心の探求シリーズ4>自己否定の奥にあるもの


 
 潜んでいた自己肯定への激しい欲求

 

カウンセリングでは自己肯定、他者肯定という二つを兼ね備えた「心の構え」を持てるようになることが、まずは最初の目標になります。

自己否定感情に苦しみがちだったAさんは、自分お心の奥にそれと正反対の感情が潜んでいたことに気が付き始めました。

それは自分を肯定したいという熱烈な願望であり、欲求です。

その激しい気持ちは、個人的潜在意識のなかに「抑圧」として蓄えられていたようです。

Aさんはある宗教団体に所属した経験があり、相当な抑圧をしてきたようです。

Aさんのカウンセリング経験は、宗教の呪縛から自分を解放するプロセスにもなっていきました。

その意味で、宗教を辞めたのちも残っている洗脳を、いかにして取り去ればいいのかという、一つ

のモデルケースにもなっています。

 
 

Aさんの投稿>

 

取り急ぎ、現況報告します。

「I am OK・・・」(自己肯定)の欲求・感情と、「不安」の感情が最近強く出てきているため、この感情の部分を少し探ってみました。

絵がイメージされるというよりは、文章で浮かんできますので、出てきた想いの部分をそのまま文で表現しました。だいたい、こんな感じになりました。

 

<I am OKの部分>

 
「『自分は』素晴らしいと思いたい。優れていると思いたい。

自分の評価は、他人の評価から得られる。

自分は優れていると思いたいから、自分の価値を認識するには、他人との比較から他人より優れているという認識を得ることで、自分の存在価値を確認できる。

自分はあまり比較したくないが、その比較尺度しかないから、比較してしまう。

愛を受けているかどうか。他の人は、自分よりもいっぱい愛を受けていることを気にしてしまう。

愛されたい、愛されたい、もっと愛されたい・・・。

もっと、他人の評価を受けたい。価値のある人間になりたい。

もっともっと認められたい。もっと、ほめてもらいたい。

『あなたは価値のある人間だ』と言ってもらいたい。」

 
(あなたは、価値のある人間だと自分自身で思っているか?)

 
「そう思いたい。そうでありたい。

そのためには、もっと『価値ある人間だ』との認識が必要。

それには、人に認められることが必要。

『あなたは価値ある人間だ』といわれて、

そして、自分は、『そうである』と認識できる。」

 
(今までに自分の存在を否定されたことがあった?)

 
「あった。

自分は『価値のない人間だ』と思っていたし、思わされていた。

本当はそうではないのに、本当はそうではないのに・・。

自分は価値のない人間じゃない。

でも、まわりに優秀な人が多すぎる。だから自分は価値のない人間だと思ってしまう。

自分は劣っている人間だ。価値のない人間だ。

何でこんなに価値がないんだろう。どうしてこんなに劣っているんだろう。

劣等、無能、無価値、必要のない人間・・・。

意味のない存在、それが自分であると思い続けてきた。

ずっと、ずっと、屈辱の中で思い続けてきた。」

 
(それは、伝道に失敗したからか?)
 

「わからない。

ただ、自分は価値のある存在でいたい。

自分の存在を否定され続けてきた・・。」

 
(でも、それをまともに受けることはないんじゃないのか?)

 
「そう。

でも、自分の存在を確認したい。

自分が存在する価値があるという確信がほしいんだ。

何でもいいから、『自分は価値のある存在だ』という証明がほしいんだ。」
 

(でも、自分のことを否定していたら、いくら証明してもたりないんじゃないのか?)

 
「でも、何らかの存在意義を見いだしたい。」

 
(そこまで自己否定する理由は何か? なぜそこまで自分に価値がないと思うのか?)
 

「認めてほしかった。自分の価値を、自分の存在を・・・。

人の役に立ちたい。人に役に立つことに、自分の存在意義がある。

自分の存在って何? 自分って何?

自分が何のために存在しているかわからない。

自分って、意味のある存在なの? 必要あるの?

自分が何のために存在しているかわからない。いったい自分って何?

認めてほしいんじゃない。自分の存在意義を確認したいだけ。

ただ、人に認められることで、自分の存在が『確認』できる。

じぶんを『意味のない存在』と思いたくない。そのために、自分の存在を『確認』したい。

だから、『意味のある存在だ』と言ってほしい。

ただ、それだけ。

『特別な存在』と思いたいんだ。

それが、『自分の存在を認識する』ためなんだ・・・。」

 
と、こんな感じになりました。

あとで読み返して、自分の心の中のギャップに困惑します。

「I am OK」(自己肯定)の本質的な部分が見えたような気がします。

自分の中にある「自己否定」(I am not OK)の反動として、このような意識が出てきているようです。

全く2つの意識があると思っていましたが、自己否定的な部分と自己肯定の意識は表裏一体であることがわかりました。


ただ、なぜここまで自己否定的になるんだろうか・・・。

表面意識で考えると、なぜだろうと思ってしまいます。

やはり、過去世に原因があるのでしょうか・・・。

 
 
(コメント)

 
激しい自己否定の感情の対極には、激しい自己肯定の欲求があります。

 
自己否定の感情が強く、自己卑下しがちであったAさんの心の奥には、猛烈な自己肯定感情が潜んでいました。

 
それは自己否定の反動なので、自己肯定欲求としてあったのです。

 
認めてほしい、認められたい、褒めてほしい、賞賛を集めたい、自分はすごいんだと思いたいという切実な気持ちです。

 
相矛盾する気持ちが両方あることに気が付くことが、自分を知り、自分を癒すための最初のステップとなります。


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