2013年1月9日水曜日

自己愛性人格障害の視点からの検証(3) うぬぼれが強い


うぬぼれが強い



   自分について素晴らしい理想的な自己像(誇大的自己)を抱き、自分は他人より優れた能力を持っているとか、自分は特別だと思い込んでいる。うぬぼれが強い。自己愛性人格障害の「臨床像」②)



大川氏は「再誕の仏陀」「地球の至高神エル・カンターレ」「仏陀にして大救世主」と自称し、ここでいう「誇大的自己」のイメージを描き出します。東大法学部を一番で卒業したとか、世界教師であり国師であるとか、とにかく自分は特別な存在だと繰り返し繰り返し言い続けています繰り返し繰り返し言い続けるうちに自分でも信じ込むのでしょう。

通常はこれは「うぬぼれ」が強いと見えると思います。大川氏は幸福の科学発足の当時から、そうした「素晴らしい理想的な自己像(誇大的自己)」すなわち「うぬぼれ」を持っていたと思います。初期の頃の講演会等での質疑応答で「『大宇宙・大神霊・仏』というのは誰のことですか」という質問に対して、口では言わずに、「私のことだ」と指で自分を指し示したことがありました。口で言わなかったのはテープとして販売された時に、困るという事情があったからです。

幸福の科学では、信者や職員も「素晴らしい理想的な自己像(誇大的自己)」を持てるように、様々な仕組みが作られています。職員の過去世認定はそのひとつですが、会員であれば様々に過去世を推測して、信じ込みます。自分でそれをつかめるという研修もあります。また、高額の布施をすると植福菩薩、一定の期間内に数名の伝道をすると伝道菩薩、それいがいに布教菩薩、献本菩薩など、簡単に菩薩に認定してもらえます。大川氏が生きている間に信者になればエル・カンターレの「弟子」に認定されます。職員として、特に支部長以上の役割を果たして停年を迎えると「菩薩」が確実だと教えられます。

なによりも、エル・カンターレを信じて一生を送るだけでも偉大なことであり、天国へと入れると言われます。10万円出して過去精算の秘宝特別灌頂を受け、そこで数滴の水を頭に垂らされると、生まれてからの一切の罪が許されるとされます。

大川隆法氏はそうした偉大な力をもった神々の長であり、その方を信じる会員は神仏によって特別に選ばれた人類のエリートであるとされるのです。

 つまり会員として信じているだけで特別であり、活動したり布施をするとさらに特別になりというふうに、「うぬぼれ」が自己増殖する仕組みが出来上がっているのです。このなかに長年いると、「素晴らしい理想的な自己像」が出来上がるのですが、残念ながらそれは教団内部でしか通用しません。それを内心は知っているので、組織から離れるのが怖いし、ありのままの自分を受け入れるのは耐え難いのです

私自身も根深い苦しみがありました。それは過去世認定に絡んだものでした。舎利弗、不空、アサート(ゼウスの守護霊役)、栄西、ヨハネという過去世があると認定されていたので、「自分は特別だ」という思い込みがありました。それにしても大川氏は随分私に奮発してくれたものです。これによって忠誠心を持たせて、働かせようとしたのでしょうか。還俗後は過去世はほとんど意味がありませんでした。信者の間でしか通用しないからです。

しかし、それでも地球の最高神エル・カンターレの弟子であるだけで、人類数十億人の中ではひと握りのエリートであるという気持ちを持てました。うぬぼれは強く、「自分は真理を知っているし、エル・カンターレ信仰を持っている。しかしあの人は知らない。」という気持ちがありました。これが世間の人と自分との超え難い心の壁となったと思いますその結果、職場での孤立、ひいては社会的な孤立が起きました。大川氏のうぬぼれが感染し、信者の私が特別意識を持ってしまったのが原因です。まさに「プライドは感染する」を地でいきました。

 ちなみに、自分は「舎利弗ではない」と考え、それを受け入れた時がありました。一昨年の末あたりだったと思います。そのことは身の回りの人にも話しました。自分の過去世は舎利弗ではないと考え、周りにもそういうようになってどうなったかといいますと、自分の余計な思い込みやプライドの他に失ったものはありませんでした。身近な人の評価も変わりませんでした。自分も心が軽くなっただけでした。そんなことはどうでもよかったということを知りました。この経験から、過去世認定をされて、それが執着になっている方に言えるのは、「あなたはあなたであり、過去世で人は評価しているわけではない」ということです。
 

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