2012年9月14日金曜日

投稿体験談 私の洗脳解除① 漫画家・斎藤栄一

マインドコントロールの解けるまで       斎藤栄一

私は漫画家兼イラストレーターをしています。最近、幸福の科学を退会しました。私が何故幸福の科学を退会したのか、その理由を書かせていただきます。

1.宗教に興味をもったきっかけ

私は20代後半までは宗教を否定していました。宗教は弱者が頼るものとしか考えていませんでした。

ところが、30歳を目前にしたある日、ふと思うことがありました。

「自分が死んでも、この世は何も変わらないだろう。それなら、自分の存在って何か価値があるのだろうか? それに、死んだら自分という存在はどうなるのだろう?」

私は独身でしたし、職業柄一人で過ごす時間が多いので、漠然とした不安を感じていたのだと思います。その不安を解消したいのと、探究心から死後の世界を調べてみたくなりました。それがきっかけで、宗教書を手にしたのです。

最初に読んだのは新約聖書でした。イエス・キリストの壮絶な生き様に、とても感銘を受けたのを今でもありありと思い出します。自分が救世主と同時期に産まれていたら、どういう行動をするか考え込んでしまいました。

読み終わった後、外に出て夜空を見上げた時、星が降るように輝いて見えました。この時期に救世主と一緒に産まれることが出来た人は幸せだという考えをもったように思います。

2.幸福の科学に入信したきっかけ

宗教書やスェーデンボルグなどの霊界を書いた書籍を読んでいるうちに大川隆法氏の書籍を手にするようになりました。

きっかけは「高橋信次霊言集」でした。高橋信次氏はGLAという宗教団体の教祖です。私は高橋信次氏の霊界観に惹かれ入信しましたが、跡継ぎの方と集っている人達に何の魅力も感じなかったので、1年で辞めました。

そんなある日、知人から大川隆法という人が高橋信次の霊言を出しているとの情報が入りました。私は驚き、さっそく「高橋信次霊言集」を購入し、むさぼるように読みました。語り口調が高橋信次氏に酷似していましたので、これは本物だと思ってしまいました。それで、幸福の科学に入信したのです。

そのうち、大川隆法氏は自分を救世主と名乗るようになり、そういう人のお役に立てるならと、幸福の科学にのめり込んでいきました。

3.幸福の科学が変だと気がつくきっかけ

集っている信者は良い人が多く、皆さん地上ユートピアを創るという情熱をもっていました。

ところが、職員は傲慢で会員を見下すような人がいたのです。そういう職員は初期の頃は少数しか目に止まりませんでした。それが、教団内部で仕事をする機会があって、傲慢な職員が多数いることがわかったのです。

大川隆法氏は以前「実った果実を見れば、その木が何なのか分かる」と言っていましたので、職員が傲慢な人が多いという事は、木である大川隆法氏も傲慢なのではと疑うようになりました。それまでは大川隆法氏は救世主だと信じていましたので、ここで葛藤が生まれるのですが、幸福の科学が変だと気がつくきっかけは職員の言動だったといえます。

5.幸福の科学を脱会したきっかけ

幸福の科学の教義に「私的幸福から公的幸福へ」というのがあります。家庭を幸福にするのが、ユーピアづくりの基本という普遍的な教えです。

ところが、大川隆法氏は離婚はするは、愛人はもってもいいということを支部でしか買えない書籍(注1)に書くはで、言っている事とやっている事があまりにも違いすぎるようになりました。

脱会の直接的なきっかけは、大川隆法氏の離婚騒動ですが、幸福の科学がなんとなく変だと思う事は、近年多々ありました。

    会員数が教団の公表より大幅に少ないのではないか
    何故、会員同士の横のつながりを重視しないのか
    初期の頃は個性を重んじ優しい人が多かったのに、何故最近は他人(特に信者以外の人)を裁く人が増えたのか
    日本や世界に天罰が起こればいいなどと恐怖の予言が多くなり、世界を救うという観点がないのではないか
    心に響いてくる説法がなくなってきたのではないか

これらの疑問は、信仰心に反するかと思い、胸にしまっていました。

6.脱会後の心の立て直し

脱会当初は信じていたものに裏切られたことにより、虚脱感に襲われました。それでも、書籍やグッズの処分をしている間は、すっきりした気持ちになりました。

それが一段落すると、自分を責めるようになりました。              「何であんなモノにだまされてしまったのだろう」と。


脱会に至る途中でも考えすぎて眠れなくなる事が何度もありましたが、脱会後も自分を愚かさを嘆いて眠れない夜がありました。

そんな私が立ち直るきっかけとなったのは、妻の一言でした。           「だますほうが悪いに決まっている、自分を責めるな

それから、徐々にではありますが気持ちが前向きになっていきました。今では、幸福の科学に残っている信者さんに教団の真実を知ってもらいたいと思うようになりました。

7.幸福の科学のマインドコントロール

大川隆法氏は過去の偉人が残した素晴らしい教えを自分の説法に数多く引用しています。だから、数多くの人が感動して入信したのだと思います。

また、その説法は時には涙ながらに訴えて、「私を信じて下さい」とか言っていましたので、まさかこんなにまでして嘘をつく人はいないだろう、これは真実を訴えているのだと、多くの信者は思っていたと思います。

そして、大川隆法氏は何段階かにわけて、自分の立場を偉くしていきました。その理由に自分の悟りがあがったからだと説明していました。それで信者は、何の抵抗もなく受け入れてしまったのだと思います。

そこへ、恐怖の予言を持ってきて信者に活動をさせる。信者は、教祖を守るため、日本を守るために必死になる。

そのうち、家庭よりも教祖をとれという説法が出る。そこまでしないと世を救えないと信者をたきつける。

さらに自分の頭で考えるなという説法をする。

・・・というような流れで、教祖はじょじょに信者をコントロールしてきたように思います。

だから、脱会する時に迷うポイントは大川隆法氏を救世主かどうか自分で判断できるかだと思います。「自分の頭で考えるな」とまで教祖に言われてしまうと、信者は疑問に思っても教祖には何か我々には分からない深い考えがあるのだと考えて思考停止してしまいます。

でも、教祖にしても、職員にしても言動の不一致は隠せません。           愛を説いているのに、活動に愛がない。                      知を説いているのに、考えるなと言う。                      反省を説いているのに、まず相手を責める。                    発展を説いているのに、じり貧になっている。

「魔のせい」と一言で片付けるのが、幸福の科学の慣習になっています。それに、イベントを立て続けに行わせて、信者に深く考える時間を与えません。信者に教祖の言う通りにしていれば大丈夫と思わせるためです。

幸いなことに、私は職業柄ひとつのことについて考え続ける癖があったので幸福の科学への疑問を追求することになりました。それがマインドコントロールから脱却するきっかけにもなったと思います。

今、幸福の科学に残っている信者のかたがたも、誰かのせいにするのではなく、いったん立ち止まって、ご自分の目や感性で回りを見れば真実が見えるのではないのでしょうか。

(注1)
問題の書籍は「家庭の法に関して」というタイトルで、イエス様とヘルメスの霊示だったと思います。愛人に関しては、第1章の方でふれていました。細かい文章は覚えていませんが、要約すると「責任が重い立場にいる人(社長など)はストレスがたまるので、愛人をもってもかまわない」といった内容だったと思います。
家内は一夫多妻を容認する内容だったような気がすると言ってます。でも、愛人容認の記述があったのは確かです。


会員さんにその箇所の感想を聞いたら、松下幸之助さんにも愛人がいたからいいんじゃないか、という返事が返ってきました。恐るべしマインドコントロールです。

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