2012年7月20日金曜日

『舎利弗の真実に迫る』18 ダイバダッタの可能性

「里村 最初にちょっと口を滑らせましたが、あなたはシャーリプトラではなく、本当はダイバダッタなのではありませんか。
種村偽守護霊 いや、『ダイバダッタをいじめたことは悪かったな』と思って、反省して、今、逆のことをやって、カルマを消そうとしてるわけだ。
里村 そんなカルマの消し方はないですよ。
種村偽守護霊 ダイバダッタは正しかったかもしれない。
里村 そんな・・・。
種村偽守護霊 仏陀は老いぼれとったから、本当は、引退させて、教団の若返りをかけるべきだったのかもしれない。」(『舎利弗の真実に迫る』P125

<解説>

ここは種村修をダイバダッタであるかのように印象付けたい、という大川隆法氏の意図が感じ取れる部分です。大川きょう子さんを裏切りのユダに仕立て上げたわけなので、種村修をダイバダッタに仕立てると、このコンビは非常におぞましいものとして、印象付けられます。

これまでの分析で、私は「種村偽守護霊」は大川隆法氏の意識の兄弟であることを実証的に解明してきました。そこで知りたいのが、ではこの大川隆法氏の魂の兄弟は、一体本当は誰なのかということです。里村さんが言っているように、ダイバダッタの意識が話している可能性を、私も感じます。

 そこから、私はこういうことを空想しました。ダイバダッタが生まれ変わって、今度は自分が「教祖」になって「仏陀教団」をつくり、「世界宗教」にする野望を実現しようとします。昔、自分の野望を阻止した仏弟子の名前を自分の弟子に与え、一定の仕事をさせてから教団から放り出します。そのあと教団内で、全職員を集めた研修会を開き、この人間がどれほど駄目な弟子だったかを徹底的に教えこみ、事実上の抹殺を図ります。
ところが、12年後に教祖の女性問題を取り上げて反省を迫る手紙を書いてきました。また「信者さんが納骨壇の返却を希望しているので、お金を返してあげてください」とも言ってきました。「教祖」は激怒して、この者を「除名」処分にし、「現代のダイバダッタ」として葬り去ろうと考えます。しかし、真のダイバダッタの生まれ変わりである「教祖」は、それでは自分のプライドが許さないので、「ダイバダッタに洗脳された愚かな名前もない弟子」と認定して、完全に抹殺しようとします。これでこそ「ダイバダッタをいじめたカルマの刈り取り」だといえるわけです。シャーリプトラと認定されてきた者にふさわしい仕返しをしたのかもしれません。

「ダイバダッタをいじめたカルマの刈り取り」とはどういうものだろうかと、その一点から素直に考えたのが、以上の「空想」です。でも、本書を熟読すると、これを単なる空想と一笑にふすことが出来ない要素があるように感じるのです。

本書で大川隆法氏は、幸福の科学でそれまでシャーリプトラとみなされてきた人物(種村修のことですが)に、「ダイバダッタをいじめたことは悪かったな」と思って反省していると説かせています。また「ダイバダッタは正しかったかもしれない」と言わせています。
これを一番言わせたい人物がいるとしたら、誰でしょうか。やはりダイバダッタ本人ではないでしょうか。そして、ダイバダッタであれば、その発言をシャーリプトラとされていた人物に語らせたら、さぞかしすっきりするのではないでしょうか。

 ただし、大川隆法氏は、種村修をダイバダッタと認定することは避けています。それは主張の整合性が取れなくなるからでしょう。ダイバダッタは五百人の食い扶持を確保して、それを餌に釈迦弟子を誘って分派活動をしたわけです。ところが大川隆法氏が描きだす種村修は、自分の生活費にすら困って、ゆすり・たかりをする人物なのです。これでは種村をダイバダッタの生まれ変わりと言っても、話のつじつまが合いません。いや、ダイバダッタのプライドが許しません。だから、元拝火教徒の名もない仏弟子で、ダイバダッタに餌でつられて洗脳されていた人間という人物設定をしているわけです。

 この本を繰り返し読んでみて、不思議と印象が残るのは、ダイバダッタ復権への布石が打たれていることです。「種村偽守護霊」にダイバダッタは正しかったのではないかと言わせているだけではありません。最終章に出てくる「大川・舎利弗」もダイバダッタをある意味で非常に擁護する発言をしています。その結果、全体的な印象として、ダイバダッタはそれほど悪い人ではなかったのではないかという印象が残るように書かれているのです。

仏陀は老いぼれとったから、本当は、引退させて、教団の若返りをかけるべきだった」というのは、本物のダイバダッタの言い分でしょう。大川隆法氏は、常に古参職員に還俗圧力をかけ、段階的に教団の若返りを図っていますから、この主張は大川隆法氏が実践して見せていることです。ただし、「仏陀」と称する自分はそのままで、幹部職員らの若返りだけを図っていくわけですが。

私は、大川隆法氏がこの本で、ダイバダッタを弁護する深層心理は何なのだろうかと考えました。その結果たどり着いた一つの仮説が、大川隆法氏は本当はダイバダッタの魂の親なのではないかというものでした。もしそうだとすると、大川隆法氏が金集めに固執するのも、女性問題を多発させるのも、最初は真面目に修行していたのに、後に堕落していくのも、すべてうなずけます。お釈迦様の魂の親ならあり得ないことばかりをしています。しかし、ダイバダッタの魂の親なら、分かる気がします。


これは、あくまでもそういう可能性が一筋見えるというだけです。そう断定しているわけではありません。しかし、そう考えるといろいろつじつまがあってくるので、今後の研究課題としたいと思っています。

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4 件のコメント:

  1. アイマイミーです

    種村さんの「真実を語る」に対して、幸福の科学側が攻撃できなくなっていますね。なぜ、そうなったのかを考えていたら、面白いことがわかりました。

    幸福の科学は、大川の妄想によって、大川妄想ワールドに信者を閉じ込めてしまっているのですが、その妄想ワールドの支配原理はパトスだけしかないからです。ロゴスもエートスもないのです。パトスだけだから、大川の感情に左右され、大川の扇動によって妄想ワールドの住民は右往左往しているのです。

    だから、幸福の科学の論調は、感情論に基づく誹謗中傷や、捏造による一方的決めつけばかりになるのです。ここでのダイバダッタ云々もその実例です。

    そのような幸福の科学に対して、種村さんがロゴス(論理)を駆使して、しかも、パトスとエートスを統合して、鋭く真実に迫っているから、大川をはじめ幸福の科学の連中も何も反論できなくなっているのです。

    つまり、幸福の科学は、論理では反論できない知的劣化団体であるということをはからずも露呈してしまったのです。実際、幸福の科学側から論敵をうならせるような論理展開などは見たことがありません。あるのは居直りとへ理屈ばかりなり(爆笑)

    とくに、今回の種村さんの「真実を語る」によって、幸福の科学の弱点がまたひとつわかりました。論理による批判には耐えられないということを。かつて、『内村鑑三霊示集』のときと同様、大川のは霊言や書籍類は、大川の妄想の上に構築されたものであるがゆえに、最初から知的営為で積み上げられたものでないから、間違いだらけなのです。だから、真実の光を照射すれば、ごまかしがきかなくなるわけです。

    いま、妄想鬼畜大川と幸福の科学は、固唾をのんで、この種村ブログを見ています。反論しようにも論理での反論は不可能ですから成り行きを見守るしかありません。かれらに残された唯一の打つ手は、種村さんの人格の全面否定をもって、この「真実を語る」を封じ込めようとするしかありません。

    しかし、そうすれば、このブログを現役信者がたくさん見ていますし、種村さんの話のほうが筋が通ってると思っていますので、幸福の科学が種村批判をすればするほど、種村さんに心がなびいてしまうのです。一部の狂信者を除いて。

    これは、人間の心理を研究したことがある人には良くわかる法則なのです。

    もはや、幸福の科学側の打つ手はありません。かくも、種村さんに大川妄想本を論理的に攻められるとは思っていなかったでしょう。妄想鬼畜大川が愛人との”薬”池肉林生活に耽溺して勉強しなくなり、もパトスだけで信者を支配していたからこうなってしまったのです。

    それから種村さんは分派などという小さいことは考えていません。大川と幸福の科学の撲滅・解体が強い願いなのですから。もうどうあがいても無理だよ、大川クン もう、おしまいです。合掌、チーン。

    なお、拙ブログでは、犯罪組織・幸福の科学の事件簿を掲載中です。もしよろしかったら見てください。http://antikkhs.blog119.fc2.com/

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    1. いつもあたたかいご声援を頂き、ありがとうございます。根拠を挙げて反論するということは、かつて大川隆法氏に教わった手法でもありますが、正当な方法であると思っております。なるべく理性的に議論を続けていきたいと思います。

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  2. 初めまして、元信者の有馬と申します。種村修学先生……失礼しました。今は種村修先生ですか。信者だったのは11年前までなのでその頃の記憶では智慧第一の方という印象が今も残ってます。
    御法話も拝聴した覚えがあり、大変わかり易い解説だったと記憶しております。

    背教に至った経緯は……長いうえ恐らく他の棄教に至った方と似ていると思われますので省きます。

    一点気になったことがございましたので補足とば。

    ダイバダッダの再来についてですが、私の記憶では「ザ・リバティ」の創刊してから間もない号で、公明党の市川雄一氏だと記載していた覚えがあります。因みにアジャセの再来が小沢一郎氏で伊達政宗のさらに過去世でもあり、父殺しのカルマと絡めていたと記憶しております。

    大川氏本人が覚えているかどうかは私は存じませんが。
    (『舎利弗の真実に迫る』18 まで見ての意見ですのでこの後の講義で既に触れておりましたら読み流してください)

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    1. と、トップページを更新し最新記事を拝見しましたら上記件について解説されてましたね。
      失礼しました。

      全部拝見させて頂きます。では。

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